この夏

6月から三カ月間ほど長期の休みをとって以前から進めたかった自主制作のアニメーション作品を作っていたのだけど、いざ手を付けてみるとやはり難しいもので想定していたよりもだいぶ進みが遅かった。尺が長いのでそもそも完成させることは考えてなくて、3~5分くらいのパイロット版を作る予定だったのだけど結果としては1分ほどしかできなかった。脚本やコンテに時間がかかったというのもある。しかしそもそも表現がやや特殊でそれに加えて人間をCGで作ってアニメーションさせるというのが初めての事だったので技術的に未熟なところが多すぎてかなりの時間を試行錯誤と勉強に取られてしまった。自分はフリーランスだから三カ月休むということはその間全く収入がなくなるという事なので、かなりのお金を消費して当初の目標を達成できなかったということになるのだけど、じゃあ後悔しているかというとそういう事は全くない。自分の技術やセンスの足りなさを自覚できたし、それを補う勉強と訓練ができた事は大きいと思う。仕事だと目の前の問題を片づけることと限られた時間でクオリティーを上げる事で一杯一杯で、なかなか落ち着いて自分の現状を把握できないし新しいことを試したりすることも難しい。特にフリーの場合は自分で進んで勉強していかないといつまでたっても、昔の自分の力で戦わざるをえないような状況になったりもするから、やはりたまにこうやって休みをとるべきだ。

仕事に復帰してからちゃんと仕事が来るかどうか不安だったけど、ありがたいことに、いくつか声をかけてもらっていてひとまず安堵している…。この夏に培ったもので頑張ろう。

しかしCGで人作るって改めて難しいというかフルCGアニメって大変だと思った。こりゃあ金も時間もかかるわけだ。手描きとCGでどちらが効率がいいかというのはそもそも全く違った表現と手法だから不毛な議論だと思うけど、短期的なパフォーマンスならまだまだ手描きの方が上だと思った。

↓は作っていた作品の一部。

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