コミティア

先週末にコミティア126に参加してきた。
去年の同じ時期に初めてコミティアに行ってみて面白いな〜と思い、来年あたりに参加してみるかと話していたのだけど、それがちゃんと実現できてよかった。

アニメーションの仕事をしているのもあって漫画は静止画なので映像作るよりは楽だろと正直甘く見ていたところがあったのだけど実際に描いてみると大変だった。比較をすれば確かにアニメよりはサクサク進むし作業量は少ないのだけど、漫画独特の大変さがあって本当にギリギリでなんとか入稿に間に合わせるという形になってしまった。

気がついたら入稿までに2週間を切っていて下書きさえ1ページも描けていないという状況だったのだけど、それでもなんとか終わらせられてホッとした。見直すと絵は雑なところがあるしここは直したいな〜という点も色々でてきたのだけど、初めて描く漫画だしまずは完成させられたというのが大事なのだ。

仕事ではないのだから落としたところで何のお咎めもないし、会場で妻の漫画の売り子に徹するという事もできたのだけど、完成できなかったという負の実績が出来てしまうのが本当に怖かった。これは創作に関する事全てに共通することなのかもしれないけれど「完成できなかった」という事実はそれ自体は大したことないくても、自信が傷つきその後の創作に対してブレーキをかける事になる。どうせ無駄だ、またやっても中途半端に終わるだろうという思考に陥り、作る事に対するハードルがどんどん高くなる。粗があったとしてもとりあえず完成できていればそこから反省もできるし、何よりあの時できたのだからまた今回もなんとかなるだろうと、気楽に次の作品に取り掛かる事ができる。とはいえやはり絵の荒さが目立つので次はもっと計画に進めよう。

売り上げはさっぱりで、こういう時はいっそ徹底的に打ちのめされた方が良いと思い出張編集部に持ち込みにいったのだけど、思いのほか褒められたので嬉しかった。まぁ初めて描いた漫画というのは伝えてあったから、甘めに見てくれた可能性はあるけど素直に受け止めて自信に繋げたいと思う。

初めて漫画を描いてみて、はじめは結構辛かったのだけど進むにつれてどんどん楽しくなってきて、初めてアニメーションを作っていたときのようなプリミティブな創作に対する喜びみたいなものが感じられてよかった。 次に描くものも決まったし、コミティアはこれからもっと本格的に漫画に取り組もうと決意させられる良い機会になった。